3月12日(火)~14日(木)まで東京大学本郷キャンパスにて開催された「2024年度精密工学会春季大会学術講演会 付設展示会・ 新技術講演会」、および3月12日(火)に川崎市産業振興会館にて開催された「川崎ニッチ技術ミニ展示会」にて株式会社Piezo Sonicは講演ならびに展示を行いました。
今回の記事では、前半で精密工学会での弊社ブースと代表・多田の講演の様子を、後半で川崎ニッチ技術ミニ展示会での弊社ブースでの様子をお届けします。
目次
2024年度精密工学会春季大会学術講演会
【同大会内 付設展示会 開催概要】
◆日時:2024年3月12日(火)~14日(木)
12日(火)10:00~17:00
13日(水)9:00~17:00
14日(木)9:00~14:00
◆会場:東京大学本郷キャンパス 工学部3号館
【同春季大会内 新技術講演会 -産学・産産連携への集い- 開催概要】
◆日 時:2024年3月14日(木) 9:30 ~ 14:30(予定)
◆内 容:「新技術講演会 -産学・産産連携への集い-」
第一部 企業技術紹介セッション
第二部 先端企業・技術紹介セッション
◆会 場:東京大学本郷キャンパス 工学部2号館221教室
《精密工学会公式Webサイト》
「精密工学会」とは
本学会は今年創立90周年を迎える学術団体で、毎年春と秋に学術大会を開催しています。
今回は「精密工学の90年、革新の軌跡。そして100年に向けて」をスローガンに、東京大学本郷キャンパスにて3日間の会期で春季大会が執り行われました。
弊社は2023年の精密工学会ものづくり賞最優秀賞の受賞をきっかけに本大会への参加をお誘いいただき、今回は3日間のブース出展、さらに3日目の新技術講演会で代表の多田が『待機電力ゼロで姿勢を維持できる高トルクモータと屋外走行が可能なAMRを開発する「ハードウェアスタートアップ」』というタイトルで講演する運びとなりました。
多田の講演『待機電力ゼロで姿勢を維持できる高トルクモータと屋外走行が可能なAMRを開発する「ハードウェアスタートアップ」』について
今回の「新技術講演会 -産学・産産連携への集い」は、大会最終日である3月14日(木)に東京大学本郷キャンパス工学部2号館にて行われました。
代表の多田が登壇したのは第一部(9:30~12:00)の企業技術紹介セッションで、同セッション内では13社がそれぞれ10分間で自社の技術を紹介していくというスタイルで行われました。
弊社の講演順はプログラム上では第一部の最後でしたが、数個前の企業でトラブルがあり当初予定されていた順番より早くなるというハプニングもありました。
しかしこれまでに数々のプレゼンを行ってきた多田、緊張などは特になかったようで、当日朝のギリギリまで粘って作成したパワーポイント資料をもとに、いつも通りしっかりとピエゾソニックモータと自律移動ロボット「Mighty」について発表時間をフルに使いプレゼンしてまいりました。
普段の講演時間に比べてだいぶ短い10分という時間制限について講演後の多田に聞くと、「今日は短時間でのプレゼンだったので、詳しい技術の話というよりは弊社の技術紹介をメインに構成を考えていた」とのことでした。 他社もそのような構成でくると予想して原稿を練ってきた多田でしたが、当日会場で他社の講演を聞いてみると技術面について詳しく話す企業も複数あったようで少々驚いたようです。しかしもうここまで来たら「突き進むしかない」との気持ちでプレゼンを行ったとのことでした。
無事にプレゼンを終えた第一部終了後には、来場していた大田区の関係者の方々との会話に花を咲かせていました。
弊社出展ブース・展示内容
精密工学会では、3日間にわたり工学部3号館でのブース展示も行いました。
弊社ブースでは、高トルク超音波モータ:ピエゾソニック モータのほか、「CES 2022 Innovation Awards」をはじめ、「CEATEC AWARD2022 スタートアップ部門 」グランプリ、「東京都ベンチャー技術大賞」特別賞、「精密工学会ものづくり賞」最優秀賞を受賞した、搬送自律移動ロボット:Mightyの4分の1模型の展示を行いました。
高トルク超音波モータ:ピエゾソニックモータは、磁石やコイルを利用せず、圧電セラミックを振動させ、そのエネルギーを駆動力としています。
小型でありながら、同サイズのDCモータと比べて約5倍〜10倍の高トルクを発揮します。非通電、非制御で姿勢・状態を保持することができ、バックラッシュがないために高精度な位置制御が可能です。
▼ピエゾソニック モータについての詳細情報はこちらからご覧いただけます。
「ミニMighty」の展示
本展においては、出展ブースのスペースが限られていたため、搬送自律移動ロボット:Mightyの実機ではなく、小型模型の「ミニMighty」を展示しました。
机上サイズの「ミニMighty」は、各パーツをバラバラにして組み立てることができ、持ち運びにも便利です。
小型ながら、細部まで本物さながらに作られているため、カタログや紹介動画では伝えきれない部分まで網羅しながらお客様へ説明することができます。
AMR:Migytyについての詳細情報はこちらからご覧いただけます。
学会のセミナー終わりなどに多くの方に弊社ブースを訪れていただきました。
今回の展示ブースでは代表・多田のほかにも、4月から入社予定のインターン生が見学に訪れた方に製品のご説明を行うなど大活躍でした。
川崎ニッチ技術ミニ展示会 つるつるVSすべらない
【開催概要】
◆ 会期:2024年3月12日(火)13:30~16:30
◆ 会場:川崎市産業振興会館 1階ホール(川崎市幸区堀川町66-20)
◆ 共催:川崎市・川崎市産業振興財団
《展示会公式Webサイト》
「川崎ニッチ技術ミニ展示会」とは
記念すべき第1回目の開催を迎えた本展示会は、東京都大田区での同様の取り組みをヒントに企画され、地元川崎市の市内中小企業が誇る製品・技術のPRや企業のネットワーク構築を目的としてニッチでキャッチ―なテーマ、表面処理・研磨技術などの「つるつる」と接着・粘着等の「すべらない」製品・技術にフォーカスした『「つるつる」VS「すべらない」』というスローガンのもと開催されました。
弊社が大田区産業振興協会主催の勉強会で講演した際に会場に川崎市のご担当者がいらしていたことがきっかけで今回川崎市で当イベントを開催する運びとなり、大田区より弊社がお誘いをいただき出展することが決まりました。
弊社出展ブース・展示内容
代表の多田が3月12日(火)~14日(木)開催の精密工学会(於:東京大学本郷キャンパス)の方に参加していたため、今回の展示会は事業推進部の大和とインターン生が弊社を代表し参加。ブース設営から来客対応まで、多田の力を借りずに自分たちだけで行った会となりました。
当日はあいにくの空模様。大雨で厳しい寒さの中での開催となりましたが、会場内に一歩入ると多くの人が来場し熱気にあふれていました。
弊社ブースでは、『待機電力ゼロで姿勢を保つ力を維持できる「すべらない」モーター』というキャッチフレーズで、高トルク超音波モータ:ピエゾソニック モータをメインに展示いたしました。
待機電⼒ゼロ(⾮通電・⾮制御時)でも姿勢維持が可能であるというピエゾソニック モータの特長から、今回「すべらない」セクションでの出展となりました。
▼ピエゾソニック モータについての詳細情報はこちらからご覧いただけます。
今回は地元神奈川県出身の吉本所属お笑い芸人・アホマイルド坂本さんが各企業ブースをインタビューしに回るという企画、さらには閉会間際に主催者によるブース撮影がありました。
弊社からは先述の精密工学会でも活躍したインターン生が堂々とインタビューと撮影に臨んでおりました。終了後に本人に感想を尋ねると「代表(多田)がいたらよかったですね」と少々弱気な発言もありましたが、後日多田に話を聞くと「1分間スピーチできるだけの原稿は渡してあったので、大丈夫だと信じていた」とのことでした。
当日のインタビュー映像はこちらからどうぞ https://youtu.be/p9FLp0gVDig?feature=shared
精密工学会春季大会付設展示会および川崎ニッチ技術ミニ展示会において、弊社ブースへご来場いただきました皆様に御礼申し上げます。
今後も多くの方々に、弊社や弊社製品に興味を持っていただけますと幸いです。
併せて、新しい製品開発に取り組む研究開発型エンジニアを募集しておりますので、ご興味を持っていただいた方はご連絡ください。
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