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COMPAMED 2019(ドイツ)に出展しました

更新日:2022年8月3日

2019年11月18日(月)~21日(木) ドイツデュッセルドルフにて、

大田区産業振興協会様サポートの元、「COMPAMED 2019 」に出展しました。

COMPAMEDはドイツで開催される医療機器デバイスの展示会で、国内では類似したものがない展示会です。

国内のお客様、協力メーカ様への対応が止まってしまわないために今回は多田一人での渡独となりました。

と言っても、大田区産業振興協会様や現地通訳の方もいらっしゃいますし、弊社はJETORO様の支援事業に認定されているため、JETORO様の専属コーディネータにも同行していただきました。

出張期間は16日(土)~23日(日)の1週間です。


多田が渡独する前夜の11月15日の夜(産業交流展の最終日!)、チーム世田谷として参加させていただいた展示会も終わり、自由になれた気がした?社員たちは皆、帰り間際に、多田に「頑張ってください」と声をかけてから帰路につきました。

以下のレポートは、帰国後、持ち帰った名刺や資料、多田のスマートフォンのデータを元にまとめています。


11月16日(土)出張1日目

10時55分 ドイツに向けて、多田が成田から飛び立ちました。

今回の展示会は大田区産業振興協会様の元、小松ばね工業株式会社様、株式会社信栄テクノ様、大田精工株式会社様、そして、弊社PiezoSonicの合計4社が集まりました。

しかし、この展示会は、成田空港に集合してみんなで仲良くドイツへ行きましょう!という様なものではなく、


「皆さん大人なので現地(展示会場)集合、現地解散です」


と言うなかなかハードルの高い参加条件です。

大田区産業振興協会の担当者様から話を聞くと、興味を示す会社は数多くありましたが、「勿論。行きます」と即答したのは多田くらいだったようです。

社内には相変わらずの事後報告でしたが、日本では医療機器用デバイスの展示会がないので、そこをメインターゲットとした展示会にお誘いいただけたことは、渡りに船の話でした。


とは言え、


前述したとおりで参加にあたってのハードルはかなり高いのです。


やり取りの電話を隣で聞いて『僕には行けないな』と強く思ったことを思い出しました。

ドイツまでは12時間のフライトですが、8時間の時差(日本より遅い)があるため、現地時間で16日(土)の15時05分に、ドイツのデュッセルドルフ空港に到着した様です。


最初の夕食へ


偶然、大田区産業振興協会の方と同じホテルを予約していたようで、空港で待ち合わせをした後、一緒にホテルにチェックインし、休憩をはさんで最初の夕食へ。

何を食べましょうか?という話から、多田はドイツっぽいものをリクエスト。

参加者の顔合わせの日に行く予定だった”シューマッハ”というお店へ下見も兼ねて向かうことに。



食べ物はソーセージはもちろん、いかにもドイツ的なものばかりだったようです。

明日からの活動に向けて英気を養うつもりでしたが、このシューマッハというお店、グラスがカラに近づくと次々にビールが運ばれてくる(来てしまう)ことで有名らしく、皆さん、到着初日からそこそこに飲み過ぎてしまったようです。

11月17日(日)出張2日目

ブースの確認と準備日です。



大田区のブースで、出展社全員の顔合わせと簡単な挨拶。



その後、日本から送った展示物を受け取り、展示の準備です。



1時間くらいかけてブースに展示物を設置し、昼過ぎには現地解散。

自由時間、ホテルで履くスリッパを忘れた多田は、スリッパを探しに街中へ出た様ですが、ドイツの日曜日は「仕事は完全にお休み」というルールがあるため、当然、スーパーなどは閉まっています。

コンビニの様なものはないため、調べると、唯一空いているのが空港の売店。

結局、多田は空港まで戻ってスリッパを調達したようです…

夕方になり、この日も産業振興協会の皆様と夕食へ。

2日目にしていきなりインドカレー屋に行ったようです。

普段、いろいろなものを食べ歩く多田は、2日目にして、ドイツ料理以外を食べたくなった様です。

11月18日(月)出張3日目

深夜2時過ぎ、海外出張あるあるの状況が発生したようです。

連絡が生じるであろうお客様や協力メーカ様には、今回の出張は事前に連絡をしておいたのですが、月曜の朝10時から11時に相当する時間、多田の電話は“普通”に鳴り始めたようです。

今では海外でも携帯電話が普通につながるため、日本の月曜日と全く同じペースで、電話が鳴ったと・・・

そして、

「多田さん声の調子悪いのですか?」


はい、今起きたばかりで

「え?月曜の10時に起きたのですか?」


「いや、今出張でドイツに来ていまして・・・こちらは深夜なんですよ」

このようなやり取りが何度もあったようです。

この問題は出張7日目の金曜日まで多田を悩ませるのでした。

あまりにも立て続けに電話が鳴るので、結局3時には起床して、支度を整え4時頃からは仕事をしていたようです。


時差の分を入れると、きっちりプラス8時間仕事の時間が延びるんですね・・・


ドイツが朝10時くらいになれば日本は18時をまわるので、ちょっとだけ解放された気持ちになったよ

と言っていました。

電話対応の後、資料作りや試作設計などを行い、9時にはホテルロビーで待ち合わせ。

駅で朝食を購入し、会場へ向かい、10時にはいよいよ開場です。

何とも慌ただしい(多田らしい?)ですね。

ようやく展示会がスタートです。



大田区が手配してくれた、ドイツ語 ⇔ 英語 の通訳の方にドイツ語の対応は任せ、英語は自分で対応です。

また、JETROの弊社担当者様にも協力して頂いたため、とても豪華なスタッフでブースをオープンできました。



初日はまだ来場者も少なく、比較的落ち着ていたのでブース内で多少仕事が出来た様です。

その中でふと「COMPAMED 2019 」の参加企業として紹介されている、弊社のページはどのようなものかを確認してみると・・・

会社名と住所しか載っておらず、何をやっている会社かまったく分からない!と言うことに気が付き、慌てて情報登録をはじめたそうです。

展示会初日は良い準備運動になったようです。

とは言え、例によって、昼ご飯は食べる暇がないくらい動きまわっていた様です。

18時で展示会は終了

終わった後は懇親会をかねての食事会(シューマッハ2回目)です。再び「わんこビール」の洗礼を浴びます。^^;



今回の展示会に対する各社の想いや現在の事業状況など、話は大いにもりあがったようです。

朝2時過ぎから起きていることもあり、食事会が終わると終わるとすぐにホテルに戻り眠りについたようです。


11月19日(火)出張4日目

朝は前日の繰り返しです。

やはり深夜2時頃から電話対応が始まり、4時からは仕事をしていた様です。


やっぱり・・・これが1週間続くのか

と考えたとのこと。

東京にいる私の元にも、昼前くらいにメッセージが何通か届いていました(多田は3時か4時)。

前日に登録した展示会のWEBサイトが功を奏した様で、弊社のブースに「WEBを拝見して来ました」というお客様も数名いらっしゃったようです。



そのままにしておいたらと思うと、ぞっとしたよ。

この日は、医療機器メーカーのエンジニアや経営者の方にたくさん会うことができたことと、事前にJETROの担当者にアポを取ってもらっていた企業の方々とも打ち合わせが行えた様です。

会場がすごく広いことでも有名なCOMPAMEDですが、他の企業ブースに移動する時に、屋外でずいぶん賑わっているエリアがありました。

それは・・・企業ブースではなく、フードコート。

ドイツならではの料理が食べられるため、各国の方でごったがえしていました。短時間で提供されるものを、ということでソーセージを注文し、ブース間移動の合間での昼ご飯としたようです。



夜は、JETOROのコーディネーターさん、信栄テクノさんと食事に。 事前にお店を相談して、通訳の方にホテルに歩いて帰ることができる「中華料理」店を予約してもらいました。

展示会場からホテルへの帰り道は、毎日、電車が混んでおり、必ず予定時間から送れるため、食事を遅めの20時スタートにしたのに、この日に限って電車はスムーズに動き、19時10分にはお店に到着してしまったと。

お店には予約時間よりも1時間近く早く着いてしまうという予定外のトラブルがありましたが、お店には無事入れてもらうことができ、立て続けのドイツ料理から少し離れて、ちょっと気分転換できたようです。

この日の食事会も大変盛り上がり!参加者同士も少しずつ打ち解けていき、気が付いたら22時過ぎ。

ホテルに帰ってすぐに寝ても、朝2時には電話が鳴ることはわかっています・・・


11月20日(水)出張5日目

東京の私の元に夕方頃、『パンに飽きた』と連絡がありました。

過去に何度か、お昼時にとても美味しそうにパンを食べている多田を見たことがあるのですが、連日パンを食べ過ぎたようです。

ドイツ料理を通り越してパンまでか・・・

そう思いながら返信したことを覚えています。

前日に続き、展示会場ではJETROの方にアポを取って頂いたブースをひたすら訪ねていたとのこと。

この日は、展示会場内で日本企業懇親会があったとのこと。



この日の夜は、大田区産業振興協会の職員さんと「軽く飲みに行こう」という話に。

前述したシューマッハやインドカレー屋に向かう途中にあった“居酒屋”(これが店名)というお店が気になっていたようで、名前につられて入ったら

・・・韓国料理屋だったようです。

カウンターとテーブル席のお店だったようですが、ドイツ、ロシア、アメリカ、日本(自分達)など、国際色豊かなお客様で満席状態。

かなり人気のお店で、料理も美味しかったようです。(写真はなかったんですが^^;)

11月21日(木)出張6日目

展示会は最終日。

午前中はアポイントをとってもらっていたブースを訪ね、打ち合わせを重ねました。

展示会は18時までなのですが、15時過ぎには撤収準備を始める出展社もいたそうです。

観光に出かける出展社もいた様ですが、多田はいろいろなブースを見て回り、最後まで展示会場で過ごした様です。



17時には片づけを始めて、展示物や荷物を日通に引き渡して、終わった後はみんなで打ち上げです。

打ち上げのドリンクは『ビールか黒ビール!』



この日は現地の通訳さんも参加し、「おいしい料理」をどんどん頼んでくれたとのこと。

料理は鳥、豚、牛などの肉料理中心に最後はお店の名物のアップルパイまで。



これは現地通訳さんが一緒だったからこそ頼めたラインナップですね。

打ち上げはとても気持ちの良い時間を過ごすことが出来た様です。

普通であれば、後は帰って寝るだけ。明日は帰国と思うのですが、

今回の出張はこれで終わりではありません。

ドイツJETOROの担当者様にコーディネートしていただき、明日(22日)は現地のスタートアップ企業へ訪問です。

最後までしっかり仕事を詰めてくるところ、多田を社長だなぁと思うところです。


11月22日(金)出張7日目

この日は珍しいことに朝の電話が鳴らなかったそうです。

午前中はホテルで仕事をして、12時にロビーでJETROの担当コーディネータ様と待ち合わせ。

地元のスタートアップ企業様を訪ねました。

先方はスマホで操作可能なIoTデバイスを主に作っており、弊社のモータに強い興味を持って頂くことができました。

要望を聞いて、実現の可能性はこれから検討とのこと。

打ち合わせの成果はまずまずとのことです。 会社を出る際はこんな写真まで撮影したようですから、成果を期待できそうですね。

15時頃にはホテルへ戻り、これで今回のドイツ展示会に関する業務として全行程は終了です。

長い時間を共にした参加者の皆様ともここでお別れ。

ここからは自由行動です。

事前に調べていたケルン大聖堂を見学に行き、


非常に荘厳でした

という一言をもらいました。



17時には大聖堂を出て、夕食を迷った挙句、デュッセルドルフの駅にカレー何とかというチキン屋があったのでそこに入り、食事を済ませた後でお土産選び。


23日(土)出張8日目

最終日の朝もお土産選びです。 シュト―ルン(硬いパン)の中でもドレスデンシュト―ルと言うのが一番の名物の様で移動中ずっと探していた様です。

その最中、一番驚いたのがGoogle MAPが地図をカタカナで表示してくれて、声で問いかければ日本語で回答してくれたことだったと。興奮気味に語ってくれました。

20時にフライト予定でしたが、17時には空港に行って空港内を散策していたようです。

これまで8日間、フルに動き回っていたためか、飛行機ではまあまあ寝られたとのこと。


社長、お疲れ様でした


24日(日)帰国日

15時に羽田着だったようです。

お疲れでした。すぐ寝たのですか?との問いに、


急いで家に帰って18時からは家族サービス。ご飯食べに行ってきた。


社長、凄いです!

25日(月) 

朝10時 


こんな感じでテクノフロントに現れました。

気が付いたら、あまりにも普通に日常が始まっていたので、再現写真と言うことで撮り直しをさせてもらいました。

まとめ

2時間近くに及んだこのインタビュー、多田にまとめてもらいました。


来年の展示会も参加したい。

(※来年のスケジュールは未定です)


異国の地で、出会えた縁を大切にしたいです。

以下、ドイツで感じたことを教えていただきました。

・ドイツの展示会は、カタログを集めようという動きはない

※展示会へ来たついでに情報取集と言うものがない。興味があってもカタログを持っていかない方もいる。日本はずいぶん異なりました。

・電車は普通に混む。日本と遜色ない。

※展示会場に向かう電車は、普段は空いていても、展示会の時だけ混むらしく、近所に住んでいる人は大変ですね


・日本と違って、展示会のチケットがめちゃめちゃ高い


・ 朝と昼はパンしか選べない。 1週間滞在しているとご飯問題は出てくる 

  ※多田は2日目で出てました

・Googleマップに感動

 ※日本語対応


・ビール代は安い。ホテルは高い。

 ※多田は普段そこまでお酒は飲まないのですが1週間の間に2ヶ月分くらいのお酒を飲ん だと言っていました


・普通に生活するには、日本は本当に素晴らしい


日本の展示会の様にとりあえずカタログを配る/もらうということが起こらない中で、200冊もって行った英語版のカタログが150冊配布できたのは嬉しい状況でした。

同時に、医療機器メーカーに対して超音波モーターそのものの知名度が低いなと感じました。 モーターの売り方、啓蒙のしかた、これは業界全体の課題ですね。


とは言え、創業2年目にして、初めて世界に飛び出てきました。

この先、どのような未来がつくれるのか、定期的に報告したいと思います。

皆様、弊社と海外企業様のこの先の展開をお楽しみに!


おまけ

この記事を書くにあたり、多田が出してきた写真は展示会場のものと同じくらい料理の写真がありました・・・


料理の画像ばっかりですね


そんなことないよ。さっきまとめた画像フォルダ、展示会の写真たくさんあるでしょ?

画像フォルダ


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